…
□抱きしめて?
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―次の日―
「うわっ!やばっ!後5分で1時じゃん!はやく行かないと!」
ツナに言われたのに…ちゃんと来るようにって…ツナん家と俺ん家、意外と離れているんだよね…走らないと間に合わない…
「えぇぇい!ダッシュでツナん家にゴゥ!」
そう言って勢いよく玄関を出た。俺の今の格好は勿論私服…カジュアル系が好きな俺だから至ってかなりシンプルな服。女だから服は欲しいんだよ…でもカジュアル系…お姫様みたいな格好はプライドが許せない…
「早くいかないと…こんな服でよかったのか?」
とその時だった…
「クフフ…麗、何しているんですか?」
ナッポー来たぁ!てか来んな!時間ねぇーんだ!ヘルシーランドへ帰れ!お前こそ、何しているんだよ!
「ナッポーに話すか!こっちは急いでんだ!」
「クフフ…相変わらずですね?綱吉君のとこより、僕のほうがいいですよ?」
「黙れ!てか、なんで俺がツナん家行くって分かった!」
「おや?僕は『綱吉君の家に行くのですか?』とか言ってせんよ?『綱吉君のとこ』と言ったんですが…まぁ、いいでしょう聞かずに済みました」
ぎゃー!俺としたことが!なんてことを!てか、こいつと話す時間なんてないのにっ!タイミング悪い時に現れやがって!ふざけんな!