禁断の花園
□第四章〜悪魔の囁き、真実は何処に?〜
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俺は浩之の復讐に協力する。
浩之を愛してるから。
初めて俺に愛ってものを教えてくれた人だから。
浩之の為ならなんでもしてあげたいんだ。
例え、2人が犯罪者と呼ばれたって。
浩之がいれば、それでいい。
第四章〜悪魔の囁き、真実は何処に?〜
「はい、はい。わかりました。じゃあ明日楽しみにしてますね。
おやすみなさい」
通話を切ると同時に、浩之が顔を覗きこんできた。
「浩之、近いよ!」
「ごめんごめん。
…どうだった?魚住との電話」
「別に、普通だったよ。明日は予定通りライブに行く」
浩之の実家から帰ってきてすぐ、俺は魚住先生に、誘われていたライブにぜひ連れてってほしいと伝えた。
それからあっという間に2週間がたち、ライブは明日に差し迫っていた。