2009夢

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「どないしましょう」

「どないしたん?」

「のののわぁっ!?」

「?」

ビビった、まじビビった!
はい、只今私は後輩の誕生日プレゼントを悩んでうなってました。

「光くん、いきなり現れない!」

「いきなりやないし、最初っからおったし」

「うっ…じゃあいきなり喋らない。話すときは『財前しゃべりまーす』って」

「なんでや」

びしっと。ナイスツッコミやわ。しかし、チョップは痛いんだよ?

「先輩、何唸ってるんすか?」

「何でもない!今、悩んでるの。ちょっとほっといて。」

「…………」

後輩というのはこの光くんなんです。
何が欲しいんやろうね。この子は……。

「俺、何でもいいっすわ」

「何が?」

「誕生日プレゼント」

ニヤリと笑ってます。
てか何で私がプレゼントで悩んでると知っているのだ!?

「エスパー!?」

「いやいや、だって今日俺の誕生日やないですか。先輩、いつも誕生日前悩んでくれてるでしょ」

「何故知ってる!?」

「俺的には、今日先輩が一緒にいてくれればそれでええですわ」

「!?」

ななななーにを言い出すこの坊ちゃん!?

「ぷっ、先輩顔真っ赤」

「うっさい!」



一緒に過ごしたい。

(先輩、やっぱり誕生日プレゼント欲しいわ)
(は!?)
(今度俺とデートしてや)


end

朝練中の部室内の会話。





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