2009夢

□重症
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この前、恋をしました。

その子は同い年で同じクラスの大人しい女の子だ。

話した事はないんだけど、見ててあきない。

先生やちょっと派手な女子に話しかけられたら、あわあわと慌てだしてしまう。

(マイブームになりそうだ)

今、彼女を観察するのがクセになりそうだ。

「幸村くんどうしたんだ?」

「ふふふ、何が」

「なんだか幸村くん楽しそうだぜぃ」

「まあ、楽しいかな。いろいろと、ふふ」

「?」

「じゃあ今、俺機嫌いいから練習増やそうかな」

「げぇ!?」

「ほら、素振り50回追加」

「マジかよぃ…」


俺、そんなに楽しそうに見えるのか。
クスクス、おもしろい。

その日は練習は倍に増やした。
赤也や丸井の泣き顔おもしろかったな。

家に帰ってからも、彼女のことを思い出してずっと笑ってた。


そして気がつけば、朝起きても今日はどんなことするだろうだなんて彼女のことを考えていた。


(これは重症だな…)



重症






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