2009夢

□はろーはろー、愛しき君へ
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今日は、なんていい天気なんだろう。
こんな日朝から彼に会いたい気分だわ。さて、今日の私の運はいいかしら?


「お前は朝から何をしているんだ。」

「イェイ、今日の私ラッキー!」

「は?」

後ろから聞こえた愛しい声に力強くガッツポーズしてからくるりと回って振り返った。

「日吉くんおはよう」

「今更ぶりっこするな、うざい」

「全くピヨは私じゃない女の子だった泣いちゃうよ」

「ふん、勝手に泣けばいいだろう。てか邪魔だ、どけ」

ツンとしてさきさき行くピヨを追いかける。

それにしても今日の私はラッキーだわ。
だって朝から、からかいがいのある幼なじみてか好きな人に会えるんだもの。


「今日は何して欲しい?」

「うざいから何もするな」

「リクエストないのー、じゃあ…」


毎朝、リクエストを聞くんだけど答えてくれない。

そんなときは(毎朝だけど)、ピヨに後ろから飛びついてこういうの。

「ピヨ…」

「暑い重いうざい、重い」

「ダーイスキ、あと重いって何回も言うなアホ!」

「軽々しく、好きとか言うなっ」

「照れたー、可愛いのぅ」

照れたピヨは天使?そのまま、抱きついていると投げられる。

「あー、バカップルがいちゃついてますよ宍戸さん」

「…朝からアツアツだな」

「あー、チョタと宍戸っちおはよう」

「バカップルじゃねー!!」






はろーはろー、愛しき君へ
(私はいつでも君に愛の告白を)




年上の幼なじみにいじめられる日吉。








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