11/30の日記

00:48
強制送還
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近況報告です。

ここ最近、体が言うことをきいてくれませんでした。

周りの方々は―先輩方はとてもすてきな方々で、本当に大好きです。

ですが、それでもやはり先輩は先輩。

肩の力を完全に抜いて、という訳にはいかないのです。

同期のみんなには、ほとんど会えません。

仙台には休日しか居ないです。

とても寂しくて、それでも、大好きな先輩方を困らせたくなくて、"大丈夫です!"って笑い続けました。

でも、知らないうちに、自分でも自覚できないようなストレスが溜まっていたようで、そのストレスは、私の知らない間に私の体を着実に蝕んでいたのです。

その結果が、持病の悪化です。

それで、ここ最近仕事も満足にできず、朝もきちんと起きれない状況にありました。

それでも"帰りたくありません!投げ出したくありません!"と強がる私に、以前日記でお話したお兄様が、私の肩を叩いてこう言ってくれました。

「清泉ぃ、お前、今すぐ実家帰ってこい。月曜まで、休みやるから!」


涙が、溢れました。

頼る人もなく、たった一人で慣れない土地で、本当は帰りたいのに、"仙台へ戻るのが嫌になるから"と、意地を張ってずっとやってきた。

そんなつまらない意地とかプライドを、いとも簡単に取り去ってくれた一言でした。

私たちの他はだーれも居ない、機械音が響く薄暗いサーバー室の中で、お兄様は、言いました。

「お前、俺と似て責任感強い上にやせ我慢しがちな体質だかんな!!わかるよー。帰りたくても"敢えて帰らない"んだろ?でもさ、結局それが自分の首を締めてるんだよ。…でも、お前は頑固だから自分から休みませろ、なーんて言わないだろ?だから、そんな権限はないけど俺が命令する。今すぐ実家に帰れ!!そんで、火曜からまた頑張ろうな!!」


この人に、一生ついて行きたいと思いました。

そして、この人をこんなに心配させてしまった事に、心から悔やみました。

そして、もう二度とこのような事を起こすまいと誓いました。



そんな私は、今実家のこたつでみかんを頂きながら、東京での最後の夜を噛みしめています。

新幹線代はかかったけれど、家族や友人に会え、生まれ育った場所に帰れたことで、なにか科学では証明できないような、不思議な力をもらった気がします。

やはり、私にとって東京は特別な場所です。


さぁ、明日はお土産を買って、大学の銀杏並木を散歩して、そして仙台へ戻ろう。

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