カオス
□ツンデレ
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俺の愛しい恋人は今、隣で本を読んでいる。
「ねぇ篠ノ女」
「んー?なんだよ梵天。」
彼は本から目を上げようともしない。
「・・・俺もさすがに退屈してきてるんだけど?」
「へぇ、そうかい。」
「・・・・・・。」
文句を言ってみても彼はやはり本に目を向けたまま。
せっかく二人きりなのに全く・・・。
俺は篠ノ女から本を取り上げた。
「あっ!おい梵天!何すんだよ!!」
「君が俺のことを無視して本なんて読んでるからだよ。」
「読み終わったら相手してやるから返せ!」
「ふぅ・・・ツンデレもここまでくると困りものだね。」
「はぁ!?」
「でもまぁ・・・」
そういいながら俺は篠ノ女にキスをした。
すると篠ノ女は真っ赤になって口元を押さえている。
「そういうところがかわいいんだけどね?」
「うっ・・・死にやがれ!!」
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