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「お〜いアルフォンス!」

「え?あっエドワードさん」

「何見てたんだ?」

「え!?いっいえなんでもないですよ」

「でもすっげぇ見てたぜ」

「本当になんでもないです」

「えぇでも気になるなぁ見に行こうっと」

「あっエドワードさん!」

「おっこの店だな....ってこれワンピース....これ見てたのか?」

「え!?あ....は....はい」

「ふ〜んうわっ何この値段高っ....でなんでこれ見てたんだ?」

「え!?あ....いえ....あの....えっと....」

「どうしたんだ?」

「いえ....あの....可愛いなと思って見ていたんです」

「ふ〜ん....これ着たいなとか思ったのか?」

「そっそんなこと思う訳ないじゃないですか!」

「じゃあ可愛いと思っただけであんなにずっと見てたのか?」

「いえ....あの....」

「ん?」

「似合うだろうな....と思って....見てました」

「似合う?誰に?」

「....」

「どうした顔真っ赤だぞ?」

「えっそっそんなことないですよ!」

「いや真っ赤だぞおまえ....で誰に似合うと思ったんだ?」

エドワードさんです

「えっ聞こえない?」

「エドワードさんです!」

「....え....おれ?」

「はい」

「この白くてふわふわのワンピースがか?」

「はい」

「....」

「....」

「おまえ目悪いだろ?」

「そんなことありません!」

「いや絶対悪い!俺にこんな可愛らしいワンピース似合う訳ない」

「そんなことないです!絶対似合います!」

「こんな肩とか見えるデザイン似合う訳ない....身体傷だらけなのにさ」

「あ....」

「それに俺みたいな女にこんないかにも女の子!みたいなワンピース似合わねぇよ」

「エドワードさん」

「俺には男装がお似合いだ」

「エドワードさん!」

「ごめんごめん....行こうか」

「待ってエドワードさん!」

「なんだよ」

「このワンピース絶対似合います!エドワードさんすっごく綺麗で可愛いですもん!」

「なっ!!」

「このワンピース買いましょう!それで僕に着て見せてもらえせんか?」

「嫌だ」

「何故ですか?」

「だってこんなの着た姿見られたくない」

「何故ですか?」

「俺だって一応女だぞ!傷....出来るだけ見られたくない」

「僕にも嫌ですか?僕はエドワードさんの傷綺麗だと思うって言いましたよね」

「おまえには........良いけど....あんな傷だらけなのにそんな服着てって思われる
そんな好奇な目に進んでさらされたくない」

「誰にも見せません!だって可愛らしいエドワードさんは僕だけのものです!」

「え?」

「僕にだけ見せてほしいんです....可愛いエドワードさんを僕にだけ見せて下さい」

「あんな高いもん家の中で着る為だけに買うのか?」

「はい!」

「おまえ馬鹿だろう」

「そっそんな....たまにはそういうエドワードさんを見たいって思うんです」

「はあ....俺にはよく解んね」

「駄目ですか?」

「金の無駄遣いだから駄目だ」

「そう....ですか....」

「....」

「....そうですね....解りました諦めます」

「なあアルフォンスもしかして俺に飽きちゃった?」

「え!?」

「可愛く着飾らなきゃ俺のことこれからも好きでいられないか?」

「そっそんなことありません!エドワードさんのことはこれからもずっとずっと大好きです!」

「じゃあ良いだろ!」

「でも....可愛いエドワードさんを見たいと思ったんです....そう思うことは悪いことですか?」

「....」

「....」

「....これは高すぎる....だからもう少し安価でアルフォンスが気に入ったものがあれば....着てやらないことも....ない」

「え!?」

「さあ早く行こうぜ!」

「エドワードさん本当ですか?ねえさっきの本当ですか?ねえ!?」

「....」

「ねえエドワードさん!エドワードさんってば!」

「嗚呼もう本当本当!だから早く行こうぜ!」

「はい!」

「でも絶対似合わないからきっと買ったこと後悔するぞ」

「そんなことありません!あのワンピースだってあの金額を出しても惜しくないくらいエドワードさんに似合いますよ!」

「はあ....おまえほんっとーに目悪いんだな」

「そんなことありません!僕はすっごく目が良いです」

「まあなんでも良いけど」

「はい!えへへエドワードさんがワンピース着てくれるって約束してくれて嬉しいです」

「そんなことで喜んで馬鹿みてぇ」

「なんと言われようと僕は嬉しいんです!」

「まあおまえががっかりしないことを祈ってるよ」

「絶対しませんよ」

ワンピースなんておまえの為にしか着ないからな

「何か言いましたか?」

「べっつにぃさっ夕食の材料買いにいこうぜ」

「はい」



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