拍手ログ 連載
□拍手連載バーテンパラレル
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バーテンパラレル 1
「いらっしゃいませ....あっロイさんこんばんは」
「こんばんはアルフォンス....いつものをくれるかい」
「はいすぐおつくり致します」
「ありがとう 」
「今日はお1人ですか?」
「嗚呼....あの子とは別れてね」
「そうなんですか」
「初めて本気で惚れた子が出来てね」
「その人とお付き合いしているんですか?」
「いや....これがなかなか難攻不落でね」
「ロイさんがそんなこと言うなんて珍しいですね」
「どれだけ言いよっても落ちないのだよ」
「どんな方なんですか?」
「そうだね....猫みたいな感じかな?」
「ねこ....ですか?」
「気が強くてプライドが高くて気に入らないと寄ってもこない」
「はあ」
「でもとても綺麗な顔をしている....落とせた暁には連れてくるよ」
「はいお待ちしております」
「私でもかなりかかりそうだけどね」
「そうですか....ご健闘をお祈り致しております」
「ありがとう....では失礼するよご馳走様」
「はいありがとうございました....またのお越しをお待ち致しております」
「ロイさんが自分になびかない女の人に執着するなんて珍しいな
余程綺麗な人なのかな?まあ僕には関係ないけど」
「いらっしゃいませ....あっロイさんこんばんは」
「こんばんは....いつものをくれるかい」
「はい」
「今日は報告だよ難攻不落の子猫を落とした」
「あっおめでとうございます!どうぞ」
「ありがとう....美味いな」
「ありがとうございます」
「少し禁じ手を使ったけどね」
「禁じ手....ですか?」
「嗚呼無理矢理抱いた」
「え!?」
「いや少し乱暴に....かな?迷っているようだったので家に連れていって押し倒した」
「はあ」
「最初は嫌がっていたけど直に大人しくなってね....それで朝起きたら付き合うと言ってきたよ」
「それは....まあ....良かったですね」
「嗚呼....でもこれからは大切にするよ本当に愛しているからね」
「そうしてあげてください」
「嗚呼一生慈しむよ」
「一生....ですか?」
「嗚呼」
「ロイさんにそう言わしめるなんて本当に素敵な女性なんですね」
「次には連れてくるよ」
「楽しみにしています」
「嗚呼....では失礼するよご馳走様」
「ありがとうございましたまたのお越しをお待ち致しております」
「ロイさん本気なんだ驚いたな彼女どんな人なんだろ....会えるの少し楽しみだな」