パロディ

□片思い エドワード視点
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あっちにいる頃は自分の何を捨てても情報が欲しくて身体なんて軽々しく差し出していた

この行為に不快感を感じることはもちろんあった

けれど自分のことなんて別にどうでも良かったので情報提供の条件に身体を求められれば誰とでも寝た

とにかくあの頃はアルの身体を取り戻したくて必死だった



こちらに来てからは自分の為にも身体を売るようになっていた

俺にとっては別にどうでも良いことでそんなことで金が貰えるならどうぞってな感じだった

この頃には不快感さえ感じることもなく自分もそれなりに楽しめるようになっていた

そんな俺が身体を売るのをやめたのはあいつに出会ってからだった



あいつに初めて押し倒された日のことは今でも覚えている

一体何があったのかいきなりベッドに押し倒されてその当人を見上げたら必死な顔で俺を見つめていた

目を閉じてゆっくり近づいてくる顔に嗚呼キスしたいのか....と思いそのまま受け入れてやった

重なるだけのくちづけはすぐ離れてあいつの顔を見たらとろけるような幸せそうな顔でまたすぐにくちづけられた

可愛いなぁと思い舌を絡めてやると必死に応えてくる

そのまま身体を暴かれ拙い愛撫に酔わされ貫かれた

凄く拙いのにあいつに触られたというだけで凄く気持ちよかった

どうしてあんなことをしたのか何も言わなかったけれど俺を貫くあいつは凄く幸せそうな顔をした

相手は俺なのになんでこんなに幸せそうなのだろうと思う反面それが凄く可愛く思えた

その日からどうやらあいつは俺を抱くことにハマったらしい

幸せそうにくちづけられてベッドに押し倒される日々が続いた

行為に一生懸命なあいつが可愛くてどんなことでもしてやった

それなりにこの行為を楽しめるようになっていた俺だったがあいつとの行為は気持ち良いだけじゃなくて幸せにもなれる

多分いつの間にかあいつに恋をしていたんだと思う

でも自分の気持ちを伝えることはどうしても出来なかった



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