パロディ

□秘密
1ページ/9ページ



あの日は本当に驚いた



いつもと変わらない朝

起床して身支度を整えまだ起きてこない同居人を起こすのが僕の日課

同居人の部屋まで行ってドアのノブに手をかける

いつもはノックをするのだが常に返事はないしドアを開けても起きていたためしがない

だからノックはいらないかと思い初めてノックをせずに扉を開いた

しかし目に飛び込んできた光景はいつもと違うものだった



いつもはベッドの中で丸まっているというのに今日だけは違った

部屋の真ん中に立って丁度上の服を脱ぎ捨てたところだった

エドワードさんが驚きに目を見開いて僕を見ている

僕も驚きすぎて時が止まってしまう

上半身を露にしているエドワードさん

右腕の付根には痛々しい傷痕

しかしその傷痕よりも僕を驚愕させたもの

それは小さくて可愛らしい胸の膨らみだった



僕の同居人エドワードさん

志を同じくする僕の友人

同居を初めて半年

僕は全く気づかなかった

彼が彼女だったことに....



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ