パラレル

□近くて遠い
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「そう言えばエドワードさんってすっごくモテるんでしょう?
凄い噂だよね....少しはおしとやかになったの?」

アルは苦笑して首を横に振る

「相変わらずだよ....でも....」

言い淀むのでちらりと窺う

「弟の僕が言うのもなんだけど凄く....綺麗になった」

昔からエドワードさんは凄く綺麗な顔をしていた

けれどそれに余り有る程口が悪く行動も粗野だったのでその美しさが霞んでいたのだ

その行動をかき消す程美しくなっているのだろうか

「へぇそれは楽しみだなぁ」

アルは僕の方を見てまた苦笑していた



「ただいま」

「おかえりなさい....まあアルフォンスくんお久しぶりね」

「ご無沙汰してます」

久しぶりに会った叔母さんは変わらず優しく綺麗だった

「母さん姉さん帰ってる?」

「まだよ....あらアルフォンスくんエドに会いに来たの?」

「はい」

「あらそうなのエドワードも会いたいと思うから丁度良かったわ」

叔母さんはにこにこして僕を見ている

しかし丁度良いとは一体どういう意味だろうか

「もう良いから母さん!アルフォンス上に行こう」

アルは急いだ風に僕を2階へと引っ張っていった



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