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□ボクの先生はヒーロー
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僕の先生はヒーロー
 
14 恐るべき子供たち



「……今の、マジ?」

 シカマルの声に、誰も答えられない。

 サスケもサクラも、いのもチョウジも皆、今自分が見聞きしたことを理解しきれていないのだ。

 同時に、信じられずにもいる。

 失踪事件に、謎の発光する飛行物体。

 そして、コギツネ座亜鈴星雲からやってきたフォックス星人。

 彼らにとって、それらはもはや遠い子供時代の遺物であった。

 なのに今、それらが現実として目の前に立ちはだかる。

 呆然と見上げる空には依然として、四角く切り取られた映像が浮かんでいた。

「……どちらにせよ」

 サスケは空を睨んだまま呟く。

「奴らが敵だってことに変わりはない」

「そーいうことだな」

 シカマルも頷き、チョウジは確認のように訊ねる。

「あいつらが、里の人たちを攫ったのかな」

「じゃあ、きっとナルトも一緒ね」

 いのが明るく、サクラの肩を叩く。

「なら、きっと、あんたのパパとママは無事よ」
 
 ナルトってそういうヤツでしょ。

 そう言われ、サクラも大きく頷いた。

「ええ。そうね」

 
【続く】
‡蛙娘。@iscreamman‡
[http://id54.fm-p.jp/120/iscreamman/]

WRITE:2006/01/12
UP DATE:2006/02/02(PC)
   2008/12/05(mobile)
 
 
ボクの先生はヒーロー

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