拍手倉庫
□Date Of Birth
3ページ/9ページ
Date Of Birth
![](http://id54.fm-p.jp/data/120/iscreamman/pri/13.gif)
プレゼントは……飲み物編
経過珍酒 9月15日がはたけカカシの誕生日だということを、当日、本人から知らされた。
当然、何も用意していないが、親しい人の誕生日なら祝いたいと思う。
「だったら一緒に飯くってください。あ、できたらイルカ先生の手作りがいいですー」
「そんなことで、いいんですか?」
「ええ。ま、いい酒とかつけてくれるなら、もっと嬉しいですけど」
本当に嬉しそうに言うから、少しでも良い日にしてあげたいと思った。
カカシに仕事が終わったら家に来てくれるように約束し、イルカはいつもより早めに仕事を切り上げる。
馴染みの商店街へ寄って必要な物を買い求め、急いで自室へ戻る。
いくつか下ごしらえをして、煮物をしている間に簡単に部屋も片付けた。
だいたいの仕上げを済ませたところに、タイミング良くカカシが訪ねてくる。
「いらっしゃい、カカシさん。どうぞ、入ってください」
「おじゃましまーす」
「手を洗ったら、座っててください。今、できますから」
タオルを渡して洗面所を示せば、カカシは言われたとおりに手を洗って食卓の前へ行儀良く座った。
イルカはできたものから食卓へ並べ、最後に冷やしておいた酒とグラスを持って自分も座る。
「お待たせしました。たいしたものじゃありませんが……」
満たしたグラスを掲げて、今日の日を祝う。
「お誕生日おめでとうございます、カカシさん」
「ありがとうございます」
※キレイに終わりたい方は読まずにブラウザバック推奨。