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Trick or Treat
悪戯しちゃうぞ 3
ハロウィンの夜はイルカに先手を打たれ、猫にされたカカシ。
まあ、それはそれで幸せな時間だった。
けれどやられっぱなしというのは性に合わない。
「やっぱ、変化には変化でお返ししなきゃーねえ」
猫にされた仕返しに、犬にしてやろうか。
それなら忍犬たちと一緒に任務につれていけるなあ。
「あ、でも、折角イルカ先生連れてくんだったら犬ってのは悲しいよなー」
どーせだったら独り占めできる格好にしちゃったほうがいいよなあ。
猫耳メイドさんとか、犬耳婦警さんとか、ウサ耳ナースちゃんとか。
やっぱスカートはミニで。
裾とニータイツの間の生足の絶妙なバランスが堪んないし。
「や、絶対領域とはよく言ったもんだ」
「なにがです？」
ぴしりと何かが砕ける音と、地の底から響くように低く冷たいイルカの声が背後から聞こえた。
「アンタ……さっきから考えていること全部口に出してますが？」
【了】
‡蛙娘。@ iscreamman‡
[http://id54.fm-p.jp/120/iscreamman/]
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WRITE：2005/10/25
UP DATE：2005/11/02(PC)
2009/10/20(mobile)