カカイル2

□Indecent Proposal
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Indecent Proposal
〜 意地悪な遊戯 〜

【オマケ 〜 その後のカカイル】



「で?」

「んな?」

「もう、猫のフリはやめてください。ちゃんと話せるでしょう、カカシさん」

「はいはい、イルカ先生」

「それで? なんであんな事言い出したんですか?」

「あー。なーんか上忍風吹かせてるバカがいたんで、イルカ先生にお仕置きしてもらおーかと思いまして」

「だからって、どうしてオレに『ネコやれ』とか言い出すんですかっ!?」

「えー。万が一ですけど、返り討ちされちゃってもイルカ先生はオレのーって言えるかなーって」

「馬鹿ですか? いえ、馬鹿でしたね。馬鹿カシさんでしたね」

「ひっ、ヒドいっ! イルカ先生から愛を感じないっ!」

「サクラまで巻き込むような状況であんな事を言い出すのが馬鹿だって言ってんです」

「あー、それは、申し訳ない」
 
「オレじゃなく、サクラに謝ってくださいよ。後で餡蜜でも奢ってやんなきゃなあ」

「オレが出します!」

「そうしてください。で?」

「はい?」

「…猫変化しただけの上忍さまをわざわざ膝に乗せて撫でてるオレからは、やっぱり愛情は感じませんか?」

「そんなことありませーんっ! イルカ先生の愛で溺れそうでーすっ!!」

「…必死な感じが嘘臭いです」

「《解》!(ドロン) イルカ先生ごめんなさーい! ちゃんと愛されてるってわかってますー! そしてだいすきー!」

「あっ! ちょっ、カカシさん! 急に戻るな! 押し倒すなー!」

「んー♪」

 

 
Indecent Proposal

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