Nessuno Vive Per Sempre
□小夜鳴き鳥は死の運命、
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それに、日没の刹那に映し出される不可思議な現象の理由は、一般人の技術や常識の範疇では説明もできない。
だから。
「君なら、なにか分かるかと思ってたんだけど?」
呪われた赤ん坊───アルコバレーノたるリボーンならば。
沢田綱吉たちを巻き込んだ騒動の大元である、不可思議な能力と武器を扱うマフィアならば。
分かっているのではないのか。
「沢田綱吉が消えた理由」
お前こそが元凶なのではないのか、と暗に決めつける雲雀の言葉に反論しようとしたところで、最終下校時刻を告げるチャイムが鳴りだした。
その残響に引きずられ、リボーンの意識は混濁していく。
「っ!? お、い……ヒバ」
異変への対処を相談しかけたところで、気付いた。
リボーンが膝をつきそうな状態であるのに対し、雲雀は何事もなく立って見返してくる。
「彼女が言うには」
「ヒバリッ、おま……」
「あの子の世界に、君が必要な存在だったのか、目が覚めた時に分かるってさ」
そんな嘲りの言葉が消えると同時に、彼らの意識は途絶えた。
write by kaeruco。
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(初出:2013/10/14
最終更新:2013/10/14)