カカイル

□BODY CONTACT
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 その動きに目を見張るカカシの目の前に、イルカは立っている。

「やりますね、意外にっ」

 嘲りを含んだ笑みを浮かべようとした。

 瞬間、だった。

「たかが暗部上がりの上忍師ごときが、受付の中忍様にナメた口利いてんじゃねえっ」

 ふんっと鼻でせせら笑うイルカの足元に、異様な方向へ手足を放り出した里屈指の上忍が崩れ落ちる。

 イルカがカカシに何をしたのか、見てしまった人間は不幸だ。

「お待たせ致しました」

 いつも受付で見せる笑顔が振り返る。

「たかだか1月の任務で自制も利かなくなる猿上忍のみなさん」

 また3人が餌食となる場面を目撃しなければならないのだから。

「僭越ながら誠心誠意、全力を持ってお相手させて頂きます」

 言うやイルカは逃げ出そうとしている上忍3人を足払いで転がした。

 その勢いで1人の片脚を付け根から捻り、1人の両肩を外しながら1人を足で絞め落とす。

 あっという間もなく、上忍4人へ教育的指導を行った中忍は息も乱さず微笑んだ。

「お騒がせしました。お待ちの方、どうぞ」
 
 仕事へ戻るイルカに、3代目火影は満足げに頷く。

 
【了】
‡蛙娘。@ iscreamman‡
[http://id54.fm-p.jp/120/iscreamman/]

WRITE:2006/06/18
UP DATE:2009/01/13(mobile)

【body contact】肉体言語=暴力
 
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