-獄寺 said-
あいつは…
俺がガキのころのパーティーで、
そこで初めて
出会った…
……………………
―パチパチパチ...
「ふぅ…」
俺のピアノ演奏が終わり、
拍手が会場に広がった。
「隼人…
こっちにきなさい」
「…??」
舞台から降りると、
親父に呼ばれて何も言わずに着いて行ったんだ…
「隼人…
ほらっこっちだ
彼が私の息子の隼人です。」
「初めましてお目にかかります…
隼人です…」
「はははっ
初めまして!
そんなに堅苦しくなくていいよ...?」
「…////!!」
優しくて暖かい手が、
頭をなでてくれた…
赤髪のすごく顔の整った男の人。
目の前の男の人が、
このパーティーの主催者らしい…
「そうかー!イミが隼人君か!
紹介しよう
私の娘だ…」
「っう////!」
その男の人の手のひらが差した先には、
スッゲーきれいで言葉に出来ない優しいオーラがある女の人がいた。
そして、
その足元に…
恥ずかしそうに、
頬を赤めてニコリと笑う…
―あいつがいた。
頭にピンクのフリルの着いたリボンをつけて、
きれいな黒髪が揺れていた…
俺は
人の目を気にする余裕もなく、あいつに近くて手を伸ばしていた
「初めまして…
そっその…
一緒に躍りませんか?」
『え…?
アタシとですか…?』
「…(ニッ///)」
何も言わずに、
笑顔で返すと…
あいつは凄くビックリした顔をして…
『お母様、お父様…
そっ…その…「行ってらっしゃい…」―ッ!!!
ふふっ
ありがとうございます!!』
男の人が了解をだすと、
あいつは幼い顔に似合わない…
すんげー綺麗な顔で笑って俺の手を握ってくれた。
『スモーキン・ボム…隼人さんっ
行こ!!』
「―ッ!!!?
…はははっ
さすが俺が見込んだことだけはあるぜ!!
ほらっ
ついてきな!」
その顔、年齢に似合わない情報力…
やっぱり、
マフィアの後継者なんだってすぐに実感した。
それが…
あいつとの初めての出会い…
いいや…
今となっちまえば…
だせーけど…
初恋…
だったのかもしんねーな…
なんてことは…
誰にも言えねー
俺の奥底にある、
確かな想い....
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-おさなごこち-
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ふふっ
拍手ありがとございました///!
獄寺の
幼い秘話でしたっ!
他...
雲雀1
ツナ1
骸1
山本1
計 -5種類-
ランダムです...
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