BotW裏夢小説

□重なり合う温もりと幸せ
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初めては痛いと世間一般ではよく言う
まあ、痛みには耐性があったし
それなりに覚悟はしていた

しかし、いざ本番となると現実は痛いなんて生易しいものではなかった

表すならば、身体の内側から真っ二つに引き裂かれてしまうような感覚と熱を持ったとんでもなく太い棒を無理矢理ナカに突っ込まれて掻き回される激痛

言い方としては少々…いや、かなり下品でよろしくないかもしれないが
他に適切な表現がどうしても見つからず
近いものといえばそれくらいしか思いつかなかった

正直、魔物との戦いで受けた傷の痛みの方がマシだと思ってしまったくらいだ


だが、そんな身を裂くような痛みよりも愛する人とひとつに結ばれた嬉しさが上回っており
心は幸せで満たされていた

痛みなんて大した問題ではない
次第に身体が慣れていけばきっと無くなるのだとこの時の自分は軽く考えていた

思った通り、回数を重ねる毎に痛みはゆっくりゆっくり快感に上塗りされていった

そこまでは良かった

そう、身体は欲に忠実にできているのだと我が身を以て実感したのはつい最近



*‥*‥*‥*
「んっ…や…シド、まって…」

四つん這いにされた身体の内に入り込もうとする大きな熱を感じ、制止した
しかし、尚もぐいぐい押してくる彼にもう一度待ったをかける

「シドッ…!」
「ッ、痛いか?」
「いた…くはっ…ないけど…」

ゴニョゴニョと言葉を濁すエラト

痛い?むしろ逆だ

丁寧過ぎる前戯のお蔭で彼を受け入れる場所はとろとろに溶かされ、快感に何度背中をしならせた事か

そのせいでどこを触られても、ほんの少しの刺激でも反応してしまう程敏感になっているのだ

現に挿入されてようとしている最中でさえ感じてしまい
もしも一気に捩じ込まれていたら甲高い悲鳴が夜の静かな貯水池に響き渡っていただろう

それは痛みからではなく―

「…エラト」

シドはナカに挿れる代わりにはち切れんばかりに膨れ上がった性器をエラトのそれに擦り付けた
前後に擦れる度に愛液がぐちゅぐちゅと音を立て、敏感な箇所に当たればエラトから甘い声が出た

「ふっ…あ…ああッ…やぁ」

はじめはゆっくりだった動きも次第に激しくなり
その勢いに乗じてとうとう先端がナカへにゅるりと潜り込んできた

「ひうッ!?」

とはいえ大きいソレは少しだけでもそれなりの存在感でエラトは声を上げてシーツを握り締める

シドはしめたと言わんばかりにぐいぐいと少しずつ奥に進んでいく
先程、エラトが難色を示したせいか無理矢理一気に挿入するつもりはないようだ

「エラト…」
「あっ、あ…」

奥にきたかと思えば少し引かれて再び奥目掛けて軽く突き上げられる

にゅるにゅると先端が入り口付近を擦り
その後から太い竿が狭い内壁を押し広げていく

「あ…あッ…ひッ…ん…」

シドのソレはエラトにとってかなりの大きさで
まるで内側から身体全体を征服されていくような感覚に陥る

お腹から腰の辺りがぞわぞわする感覚が堪らず喉がヒュウッと鳴る
シドの長い指がエラトの反った喉を、顎、そして唇をなぞる

「ん…ふうッ…」

エラトは小さく口を開けてシドの指を加えた
くぐもった声がエラトの口から漏れる

ぞくぞくと甘い痺れがシドを襲う

「ふあ、あ…やッ、ああ」「気持ちいいか?」
「んう…」

エラトは夢中になってシドの指を舐めた
彼の指先が優しくエラトの舌をなぞる

まるで、口内まで犯されている感覚に陥る
とろける意識に身を委ね、目を閉じかけたその時だった

「んんッ!!」

エラトの背が仰け反り、指を離してしまう
とうとう彼女の秘めたる最奥に辿り着いたシドが一気に突き上げたのだ

「ん、あ…全部はいっ、た…?」
「ああ…すごいな…エラトの中は…」

一番奥にシドが、いる
ナカを押し広げる大きな質量
脈打つソレをきゅうきゅう締め付けてしまう

(シドが、私の中に…)

繋がった箇所からぐちぐち粘着質な音がはっきりと聞こえる
それが自分の体液のせいだと思うと恥ずかしくて泣きたくなる

その羞恥心でさえ媚薬のように作用し、快感を増幅させてしまう

何も知らなかった身体はすっかり彼の色に染まってしまったのだ

「君の中は熱いな。火傷してしまいそうだ…」

吐息混じりのシドの声がエラトの耳を掠める

「あ、あ…シド…んっ、あ…!」
「ああ…いいゾ…もっと君の可愛い声を聞かせてくれ」

シドは深く腰を落とし
とんとん、と先端で奥を執拗に突く

「あっ、ああッ!!」

エラトは枕に顔を押し付けシーツを一層強く握り締めてナカを蹂躙する熱を迎え入れる

彼女の口からは甘い声がひっきりなしに出て止まらなかった

「ひっ、ああ、やあっ!シドのがっ、おくにぃ!すごいぐりぐりしてる、ああっ!」

一度こうなってしまうと抑えが利かなくなる
身体は隅々まで快感を拾い
まだ足りない、と貪欲に求めるだけの雌になる




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