第1部

□雨の話
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そっと瞳閉じて
空の彼方想い馳せる
鳥達の舞い上がる蒼
その羽ばたく世界の果てへ

羽ばたき運ぶ風は大地を巡り頬を撫でた

伸ばした手は高い蒼には遠くて
共に旅立つ事叶わなかった

風に身を委ね
翼広げ
羽ばたく事は出来ない

けれど歌い、奏でる事は出来るよ
旋律を風に乗せて送れるよ

遠い彼方へ飛び去った貴方の心に想い響くように



《雨の話―END》
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