NovEL

□シングルベッド
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「・・・今日はさすがに疲れたな〜・・」





クロウは一人でポツリと廊下を歩きながら呟いた











すでに外は真っ暗闇で、あと少しで日付が変わろうとしている時間だった




今日はサテライト制覇のための他地区の制覇に行っていたのだが、
意外としぶとく戻ってくるのが遅くなってしまったのだ









一つの部屋の前に差し掛かる


そこはジャックの部屋ですでに電気は消えており眠っているようだった





クロウは気にせずに歩みを続けた
















ガチャ、カタ




もう一つの部屋に近付くと何やら機械を弄る音が聞こえてきた
扉の隙間からは明かりが漏れている

遊星の部屋だった





クロウは扉の前で歩みを止めて軽くノックをしてから扉を開けた







「おーい、遊星ー」




「・・・・」




「はぁ。




・・・・、遊星!!!!」




「・・?」





遊星は機械の音でクロウの声に全く気付かず、
仕方なくクロウはいつものように大声で遊星を呼んだ






「あぁ、クロウか」




「ったく、熱中しすぎ。
少しは寝ろよ?



んじゃ俺はもう寝るからさ。おやすみー」




「分かってるさ。

あぁ、おやすみ」





遊星はコクリと頷きもう一度作業に戻った



クロウは眠くなった目を軽く擦りながら廊下にまた足を踏み出した
















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