まずいよ!勝己さん!!

□性奴ゲーム(2)〜真嶋編〜
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このゲーム…
必ず、勝ってみせる…!!


(……志波勝己。忘れもしない。)

僕が高校二年の、卒業式の日だ。

僕は当時まだ一年生だった彼の、突然の暴行に屈した。
遊び半分の彼に、無理やり体を奪われたんだ。

生まれて初めて、僕は自身の可憐な蕾に彼の卑猥な男根を埋め込まれて。
苦しくて、悔しくて。
僕は、泣いた……

けれど、彼はあらゆる男を陵辱しているらしく……
僕を一度抱いたことなど何とも思っていないようだった。

そのすべてを遊びと割り切って、陵辱を続ける彼の姿を見ていて……
間抜けな僕はようやく悟った。

ああ。
これはゲームだったんだ。
負ける奴がバカなんだ。次からは、勝てばいい。

彼はこのゲームに、負けたことが一度もなかった。
彼は勝ち続けていたんだ。弄んでは捨てて、を繰り返している。


あの日。
彼は、僕に言った。


『……今回はおまえの負けだ。太郎。オレを夢中にさせる犬になれ。そうなればおまえの勝ちだ』


だから僕は、言われた通りにした。
肉体改造という名の修行に明け暮れた。

この3年間……
彼に勝つことだけを考えて、僕はアナル拡張に励んだんだ…!

この3年間続けてきた苦闘のおかげで、僕の蕾は自分の手首まで易々飲み込むまでになった。
SMクラブに通い詰め、殴られることも蹴られることもすべて悦びに変換する肉体を手に入れた。
……自信を持って宣言できる。


僕は極上のマゾだ!!


常に玩具を挿入したまま、大学へ通ったし……
自分で自分の両乳首にピアスをあけてみたりもした…!!


今ならば、僕は彼に勝てる…!


さぁ、志波勝己…
僕の酷いことをされればされるほど、貪欲に絡みつく腸壁に翻弄されるといい。

僕の肉体に夢中になるんだ……

彼を僕に夢中にさせて、僕はあっさり捨ててやるんだ…!!


このゲーム……
勝つのは絶対に僕だ……!!
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