01/15の日記

23:51
gnsn 魔神主の導入の導入で力尽きたやつ
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魈がモラクスに助けられたときに封印された魔神主。
魈を操ってた魔神ではないです

げんしんた〜のし〜い




小さなかわいい■■
私が苦しめてしまった■■
ああ、叶うなら、もう一度──……



「おい空! こっちに開きそうな扉があったぞ!」

「ちょっと待ってよパイモン。まだ戦利品が拾いきれてないよ」

光とともに宙に浮く小さな白いひとがた──パイモンが、ひびが入り、開きそうというよりは崩れそうな扉を指さしていた。
金糸をゆるく編んだ異装の少年、空がそれを追いかける。
ヒルチャールが遺した仮面を袋にしまいながら、扉を見上げる。
上のほうの欠けた部分からは扉の向こう側に空間があるのが見て取れ、確かに遺跡の深部へと続いていることがわかった。

「へえ、ここはまだ最深部じゃなかったのか……。もしかしたら、新しい聖遺物があるかもしれないね」

「たぶんヒルチャールたちもまだ見つけてないぞ! お宝が山ほど残ってるに違いない!」

わくわくと体を震わせるパイモンを見やり、薄く微笑んだ空が手持ちの食料を確認する。

「うん、もう少しだけならまだ潜れそうだし、偵察しようか」

りんごが2つに干し肉が4つ。水筒はもう半分以上を消費しており、あと1回食事がとれるかどうかというところ。帰り道がスムーズである想定であっても、ここらが潮時というところだ。
しかしお宝大好きなパイモンがそれに納得するとは思えず、空は妥協案として、様子を見て帰ることを提示した。
しかし、すでに(あるかもわからない)お宝に意識が持っていかれている彼女が納得するわけもなく。

「ええー! お宝見つけるまでが冒険だぞ!」

と宙に浮きながら地団太を踏む始末だった。

「そっか、まあ非常食ならいるんだし、ちょっとくらい無茶しても大丈夫かな。お望み通り、お宝見つけるまで頑張ろうか」

「え! ……あっ、まさか……!」

「………」

お宝が近づくと思ったのもつかの間、パイオンは非常食というイヤな聞き覚えのある言葉にほほをひきつらせた。
そんな彼女を見て効果音が聞こえそうなほど美しく笑みを深める空に、パイモンの顔が青ざめる。

「や、やっぱり今日はちょっとみて帰ろう! 危ないもんな! な!」

「そう? 冒険なんだし、ちょっとくらいお宝を持って帰らないと……」

「いいって! また食料をたっぷり持ってここまで来よう!! そうしよう!!」

「そう? ふふ……」

焦りつつもここで帰るとは言わないパイモンに苦笑をもらしつつ、いつもよりも早く飛行する彼女を追いかける空。
結局、敵もいないがかなり入り組んだ構造になっている深部を見て、早々に引き上げていくのであった。





璃月の大通り。
万民堂や大手の骨董屋などが軒を連ねるそこは、夜半であっても提灯があたりを照らし、行きかう人でにぎわっていた。

「はーい、空にパイモン! チ虎魚焼き、おまちどうさま!」

「ありがとう、香綾!」

「ありがとな! くぅ〜! やっぱり動いたあとのチ虎魚焼きは最高だな! 味が濃くて、最高においしい!」

遺跡から引き上げてきた空達は、まず腹ごしらえをしに万民堂へと足を運んでいた。
明日も遺跡に足を運ぶことが決定したのだから、おいしいものを食べて英気を養おう!とはパイモンの言。
おなかをいっぱいにさせて、非常食について忘れさせようとしているのかは定かではない。
まずは、とチ虎魚焼きを頼み、そのあとも奮発して翆玉福袋などを頼み舌鼓を打っていると、





しょうりがあらわれていっしょにいくことになっていせきのさいおうに魔神の夢主がいて元素に反応してめざめちゃった!なんと3000年前にモラクスに封じられた魔神ラハブなのだ!御年9000歳なのだ!魈を操っていた魔神にいいようにされていたあげく、魈がその魔人にとらわれる遠因になってしまった存在なのだ!魈になる前のヤババな魈も知っているし、無邪気で明るかった時代の魈も知っているのだ!鐘離先生がちっさなころも知ってるのだ!
操られたり業障で今の正確になる前は無邪気だったと聞いて、目覚めて魈に再会したとき魈がぐれてしまったー!?と人外長寿主に言わせたかっただけなのだ!
力尽きたのだ!ヘケッ!

ラハブは草元素を持った魔神で千里眼を持っている。魈がとらわれていた魔神に目玉を奪われ、元素タンクにされていた。
モラクスがその魔神を討伐するときに本当に微力ながら魔人のもとに到達する手伝いをして、私を殺してとたのんだ。
結果は封印だったけどそれは小さなころから見知っていた主にとどめを刺すことをためらったからなのか主自身からは実害がなかったからなのかはわからない。



「もら……ンン、鍾離がこんなに大きくなっていたとはね、驚いてしまったよ」

「んん? 封印の時にも顔は合わせてたんだろ?」

「その時私の目玉はあ奴に持っていかれていたからね、元素でしか判別をしていなかったんだよ」

「め、めだまが……」

「私の知っている鍾離は、帰終よりも小さなころだからなあ。仙体でもあるまいに、こんなに見上げねばならぬほど大きくなっているとは思いもよらなんだ。はっはっは」

「先生にライカよりも小さいころが……?」

「全然想像つかないな……」

「ラハブ、やめてくれないか……」

「こら、いまはライカだぞ。私でさえ気を使って鍾離と呼ぼうと頑張っているのに、お前がその名で呼んでどうする」

「お前に知名度はないから問題はないだろう。」

「それはそれ、だ!というか、まったく名前がないことはないだろう? ないよね?」

「おいらたちは知らなかったぞ」

「お前たちは異邦の旅人だし知らなくても無理はないのでは!? 逸話とかにすらなっていないのか!?」

「名前までは残ってないな」

「うそお!? 泣くぞ!? 9000歳の泣きわめく姿、見たいのか!?」

「それ知ったら魈がうるさそうだからやめて」

「本当に泣くぞ!」

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