もう一つの新世紀
□第四話・絆
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しばらくしてリツコがミサトの家に訪れた。
ミサト「リツコ、いらっしゃーい、準備できてるわよ」
ミサトが上機嫌で玄関へ向かう。
リツコ「久しぶりねこうしてゆっくりするのは」
ミサトとリツコが楽しそうに会話をするなかシンジも強制参加で二人と座っていた。
ミサト「そうだ、シンちゃんもだれか呼べば?一人じゃつまんないでしょ」
少し酔いはじめたミサトがシンジにすすめる。
シンジ「えっ、そんな急に言われても」
シンジが戸惑っているとミサトが携帯電話を取り出した。
ミサト「…もしもしマサキ君?今すぐ私の家に来なさい、そう上司の命令よ。」
強引に話しをつけるとミサトは電話を切った。
リツコ「今の、如月君?」
ミサト「そうよ、だって彼一人暮らしだし、よかったわねシンちゃん、如月君来れるって」
シンジ(強引に誘ったような…)
内心そう思いながらシンジはミサトの話を聞いていた。
ミサトが電話をかけてから数十分後、マサキがミサトのマンションへ到着した。
ミサト「いらっしゃーい、さっ、あがりなさい」
マサキ「…おじゃまします」
すこし困惑したような顔でマサキがやってきた。
ミサト「レイも呼んであげたいけど連絡とれないのよね」
ミサトがビール片手に話す。
リツコ「そうだ、レイで思い出したけど更新したIDカードあの子に渡しそびれたの、マサキ君かシンジ君渡しておいてくれるかしら?」
そういうとリツコはカバンからレイのIDカードを取り出した。