G G 夢 小 説

□GG夢・序章1
3ページ/4ページ



クリフがそんなことを思い出しているとはつゆしらず、カイは辺りを探すかのようにキョロキョロと見回している。
GEARの死骸と突風に巻き上げられる砂埃が、視界を悪くしていた。
そんななか、遠目に見えた影に、カイは反応を示した。

「あれは…」

徐々に近づいてくるその影は、鮮明になるにつれ人の形になった。
白地に赤の入った法衣に、見慣れた髪型。
その頭にある赤いヘッドギアを確認した瞬間、カイはその影の元へと走り出した。が、
その肩に担がれているモノを見て、その足を止めてしまった。


→あとがきへ

次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ