雨の名月(分岐ss置き場)
□分岐1(那須偏)
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ガラッと風呂場の引き戸が空いた。
「あれっ?和くんじゃないか!珍しいね、こんな早くにお風呂なんて」
入って来たのはなんと那須さんだった。
筋肉隆々という言葉がこれ程までに似合う人がいるだろうか…
和の目の前には見事なまでの逆三角形の肉体が存在している。
いつもの様にランニングやら腹筋&背筋、及びスクワットを3セット程してきたらしく、やや褐色の健康的に焼けた肌が汗で煌めいている。
そして何よりも爽やかにチラリと見える白い歯。
圧倒的な存在感をアピールしている下半身…
って…
タオルは肩に掛けられ、前はそのまま…
「…!」
和は挨拶しようにも、既にパニックで、金魚よろしくの口パク状態だった。