季節小説(ss)

□ハロウィン☆ナイト
1ページ/5ページ



「そういや、和さん。今月はハロウィンですね」



「え?ああ…そうだったね。でもまだ10月の始めだから実感湧かなかったよ。
てゆーか、日織…何そのプレゼント袋」



日織は満面の笑みで和に袋を渡す。




「いやぁ…和さんにピッタリな衣装があったもんでつい……」



「買ったの!?ついじゃないよっ!」




「いや、でもこれは是非和さんに着て欲しい一品なんでさぁ」



「はぁ………」




「ハロウィン用にと、和さんが好きなお菓子もたっぷり用意しましたぜ…ホラ」




日織が台所の扉を開けると、ロウソクが揺らめく光の中で色とりどりのスウィーツが和を待っていた。




「えっ…う、うわあっ!すごいっ!」




「パンプキンプリンにチョコレート、マシュマロ、キャンディー…モンブラン。
全部和さんのもんですよ?」




「ホ、ホントに…?でもなんで急にハロウィン?まだ早くない?」




「そんなこたぁねぇですって。だから早く衣装に着替えてきてくだせぇ。」



「わ…わかった!待っててね!」



和は日織から包みを受け取ると急いで着替えに行った。



 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ