NARUTO 短編
□呆れるほどはっぴーでいず
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・現代、高校生サスナル
「サスケー!!」
ドタドタとうるさい足音が聞こえたかと思うと、首に腕が巻きついた。
見慣れた顔がオレを覗きこむ。
「おめぇよ、ウスラトンカチ」
あぁ、視界も心も君の黄色だ。
「サースケ!数学教えてってば」
「なんでオレが。お前なんか、どうせちゃんと勉強しないだろうが」
「するする!オレってば今度こそ絶対する!」
「今度、今度ってお前なぁ…。この前はワン○ース1巻から読みたくなったで、その前は激忍やろうぜ、それでそのまた前は…」
「あぁ、もういいってばよ、過去のことは!いつまでも引きずんなってばよ」
「なんだよそれ!とにかくなあ、お前がウチに来たってやるかとなんて目に見えてるンだから、ダメだ」
「いいじゃん、いいじゃん。今日はしゃ○くり見ながら一緒にメシ食おうってばよ〜」
「ほら、結局そうじゃねぇか!絶対ダメだ」
「ああ〜ん、サスケってばよぉ。オレのことがかわいくないんだってば?」
「かっ、かわって、おま…///」
「オレんちで育てたトマトが食べ頃だってばよ?」
「っ!お前な、オレがそんな…」
「オレってば、腕をふるっておかかのおにぎりなんか作っちゃうってばよ?」
「……」
「ん? サースケ、どったの?」
「…、兄さんの分も作れよ」
「りょーかいだってばよ!」
君のバカ。恋のアホ。