NARUTO 短編
□太陽と月
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笑うお前。 笑わないオレ。
転ぶお前。 転ばないオレ。
決して交わることのない、ふたつの道。
泣かないお前。 泣かないオレ。
平行な線が、気まぐれに交差したとしても、
優しいお前。 優しくないオレ。
手を取るお前。 手を取らないオレ。
またすぐに離れていく。
それはもう、決まっているかのように。
「あっ、月が出てる」
「ホントだ!きれいだってばよ」
「あはは、でもナルトは太陽の方が似合うわよ。それなら、サスケ君は月ね」
おもてと裏。
白と黒。
太陽と月。
孤独なお前。 孤独なオレ。
いつだって混じり合えたはずなのに…