NARUTO 短編

□presence−存在−
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・暗部サスナル















「ただいま」

オレたちにあるもの

「遅かったな…」

最後に残るもの

「ちょっとな、今日は疲れた」

そんなもののために

「来いよ」

生きているのか…?





「…サスケ?」

「ん」

「オレ、疲れたって言ったんだけど」

「知ってる」

「じゃ、これなに?」

「愛情」

まったくこいつは、肝心な時には何一つ言ってくれないくせに、突然こんな言葉をこぼしてしまうもんだから。

何より、こんな相手にドキドキしている自分がいるのも揺るぎようもない事実なわけで。

「は〜あ、オレってばサスケのせいで体壊すかも」

「頭はオレのせいにするなよ」

「うるせっ!」

下忍のころから変わらない口喧嘩。

変わったのは2人とも暗部になったということくらいだろう。

サスケが里に帰ってきてから、オレたちは里の監視下に置かれた。

サスケは元抜け忍、オレは人注力だから都合がよかったんだろう。

任務中はもちろん、どこにいても監視の目が付きまとった。

そんな環境だったのもあり、いつからかオレたちは暗部に入隊することを望むようになった。





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