NARUTO 企画
□願い、その先…
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ー7月23日。
3年前、僕の隣で眠った君はもういない。
さみしくて、苦しくて、どうしようもなく不安だ…。
信じているけど、待っているだけというのはすごく辛いんだよ。
だから僕は、君に会いに行ったんだ。
その時君は、自分を追い回していないで修行でもしてればよかったのに…、と言ったでしょ。
でもね。
僕の描く未来では、火影の横にいつも黒髪の補佐がいるんだよ。
勝手な理想かもしれないけど、いつかきっと現実にするから。
だから、帰っておいでよ。
いつも心はつながってる。
僕は君を想って、君も僕を想ってくれているはずだから。
だけど、わがままな僕は君の全てが欲しいんだ。
この熱を持った体を苦しいほど抱き締めてほしい。
僕は君だけのものだから。
君も僕だけのものって思ってもいいでしょ?
この空いた時間を今まで以上に愛しあって埋めてしまおう。
3年分の「スキ」を飽きるほど言い続けるから。
君はまた笑ってうけとめてくれるよね。
大スキだよ…、誕生日おめでとう。
来年は君の横で言えますように、と輝く星に願うよ。
君が生まれてきてくれたことに感謝しながら、今日という日を終わりにしよう。
目をつぶれば、すぐそこにきみ。