NARUTO 企画
□ランダム・ウォーク
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「オレ、10月10日は国外任務だ」
「は?」
「だから、じゅ…」
「本気で言ってるのかってば?」
「何が?」
「信じらんねぇ」
「あのな、これは任務なんだぞ。オレの都合でどうこうなんて」
「お前、仮にも暗部の隊長だろ!そんなの他のやつにまわすことだって」
「オレが行くべきだと決まったし、オレ自信も大事な任務だと思ってる。あと、仮じゃねぇからな」
「そんなん知らねぇってば!何も言わなくても空けておいてくれると思って、放置したらこれかよ」
「任務なんだから、んなこと言われたってしょうがないだろうが…」
ガチャ。。。
「ナルトくん、ちょっといいかな?」
声の方に、2人の視線が集まる。
そこには、たくさんの資料を抱えたサイが覗いていた。
ナルトが頼んでおいたものだ。
2人はそれぞれ顔を背ける。
「あれ?、まずかったかな」
不思議そうな顔で立っているサイにサスケがため息をつく。
「ああ、悪いが後に…」
「いいってば。もうこの話は終わりだ。サスケも仕事に戻ってくれってばよ」
ちっ、と舌打ちをしたかと思うと、サスケはすぐに姿を消した。
「もめ事?」
サイは相変わらずの笑顔で首を傾げる。
「…なんでもねぇってば」