本当のキミ…
□.8 Glasses and natto
4ページ/7ページ
…東京の某所…
「##NAME3##ちゃん笑ってー…はいOK!!」
パシャ
『お疲れ様でした(笑)』
ある音楽雑誌の撮影が終わり、帰り支度をする。
北「今日はこの撮影だけで終わりよ。家まで送るわね」
『あっ大丈夫ですよ(笑)ちょっと寄っていく所があるんで、電車で帰ります』
北「そう?じゃあ気をつけてね」
『はい。では、またよろしくお願いします(笑)』
周りにばれないように、学校で使っているだて眼鏡をして帽子を被った。
そして、撮影所を出て目的地に向かった。
『ここだぁ』
私がきた場所…それは、スポーツ店。
一回も行ったことがなかったから少し見てみようかなと…
『へぇ〜いろいろ種類あるんだ〜タオルも売ってる!!タオル1つ買ってこうかな(笑)』
スポーツタオルを1つ買って、私は店を出た。
『さぁ〜て、帰るか』
駅に向かって歩き出した。
『あっ!!もう電車が来ちゃう時間じゃん!!急がなきゃ;』
急ぎ足で駅に向うが、間に合いそうにない…
夢中で走っていると、誰かにぶつかってしまった。
その衝撃で、私は後ろに倒れた。
『いったぁ(泣)』
「いてぇのはこっちだ!!よそみしてんじゃねぇ!!」
どうやら、ぶつかった相手は高校生ぐらいの男みたい…
『すいません。急いでいたので気づかずに…』
「ん?お前誰かに似てないか?」
『Σえっ!?』
私は自分の頭を触る。
被ってた帽子がない!!!
私は急いで帽子を被り直した。
『き、気のせいですよ!!』
「それより、このあと付き合ってくれよ(妖笑)」
『え……』
「まさか断らないよな〜この眼鏡はずした方がいいぜ(妖笑)」
そう言って眼鏡を取られた。
『ちょ、返して!』
「嫌だね」
私の眼鏡は男が踏みつけたためぐちゃぐちゃだ。
どうしよ〜(泣)
.