本当のキミ…

□.15 Lover life begins
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ブン太と2人で歩いていると、嫌ってほどの視線(殺気)を感じる。



『ブン太…視線が半端ないんだけど;』


丸「大丈夫だって(笑)俺がいるんだからよぃ」


『うん…(視線が痛い!!)』


ブン太にそう言われ、気にしないように歩く。


学校の校門を入り、昇降口に着くとさらに殺気が増えた。



女「誰なのあの子?」
女「わかんない!!あんな子いた!?丸井君と一緒に登校だなんて!!!」



そんな声がコソッと聞こえた。

でも…

もう気にしない


ブン太と教室に向かって歩いていると、後ろの方から叫び声…



「「「ピー様ー!!!」」」


丸「『えっ!!??』」


猛スピードでこっちに走ってくる花園恵里佳率いる、30人程の女子

覚えているだろうか
私に何度もブスと言っていたあの花園恵里佳たちだ。


なんか


ファンクラブがあるらしいよ…;



『ど、どうしたの?(あんまり叫ばないでよ…;)』


丸「花園恵里佳か」


花「おはようございますピー様、丸井君。それより、今日はピー様が一段と輝きを放っていられたので思わず飛び込んできちゃいました///」


『そ、そう?;ありがとう』



嬉しいんだけどさ

集合しなくてよくない?


しかも、私を見ながら顔赤くするの止めようよ!!

勘違いされちゃうよ!?




花「とってもお美しいですわ!!ねぇみんな!!!」


「「もちろんです!!!」」



うわ…

何だこの連携プレー



『みんなありがとう(笑)またね』


丸「ピー早く行こうぜぃ」



私とブン太は自分の教室に逃げ込んだ。




丸「すげぇな…さっきの;俺、花園が怖いぜぃ」


『確かに;でも、約束も守ってくれてるしいい人だよ(笑)』


丸「そうだな(笑)」



席に座ってブン太と話していると、雅治がきた。



仁「朝から熱いのぅ。お二人さん」


『雅治!?おはよう』


仁「おはようさん」


丸「なんで知ってんだよぃ?」


仁「前から2人がお互い好いとることは知ってたぜよ」


『うわっ…流石ペテン師…』


丸「ピーはやらないからな!!」


仁「プリッ…(本当はピーと丸井がデートしてるところ見たんじゃけどな(笑))」



そんなこんなでブン太と付き合ったことを知っている雅治。


私たちの会話を端からから聞いていた女子や男子はこそこそしている。


「まさかスヌーさんだったなんて」
「スヌーさん!?嘘だろ!?」
「全然地味じゃないじゃん!」
「しかも丸井君と付き合ってるなんて…」


そんな声がちらほら聞こえた。




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