銀魂で妄想
□近藤 勲
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外の生活にも慣れ、皆と仲良くなってきたある日、雀は屯所に呼ばれた。
近藤
『すまん!』
雀
『え!?ど、どーしたんですか近藤さん?』
近藤
『実は…』
黒金が捕まったらしい。
しかし、多額の保釈金と慰謝料を払い、なかった事にしたという。
近藤は札束が入っている分厚い大きな封筒を差し出した。
アイツのお金なんか受け取りたくない。
雀
(でも…。きっと、近藤さんはできるだけの事をやってくれた)
そんな近藤に負い目を感じさせる訳にいかない。
雀
『…よーし!今日の夜はみんなでパーッとやっちゃいましょう。付き合ってくれますよね?』
近藤
『…勿論だ』
(ありがとうな、雀)
雀
『よかった。今夜7時にすなっく竜宮城で待ってますね。じゃあまた…』
近藤
『送る。大金持った女を一人帰らせる訳にはいかねぇからな』
歩き出す近藤に、雀は嬉しそうに着いていく。
雀は近藤に懐いていた。
隊服をかけて貰ったあの時の安心感。
近藤といると、優しさに包み込まれているような感じがする。
自然と笑顔になれる。