銀魂で妄想
□高杉 晋助
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神楽
『雀、急ぐヨロシ』
買い物に夢中になり遅くなってしまった。
急いで向かっていると、神楽は聞き覚えのある声に突然呼び止められる。
高杉
『よぉ。いつぞやの夜兎の小娘じゃねーか』
神楽
『お前は…。こんな所で何してるアルか?』
高杉
『野暮用だ。言う必要はねぇ。…この女は?』
神楽
『私達の新しい仲間アル。雀、この男は高杉ネ』
高杉
『雀か…』
雀にゆっくりと近づく。
雀は何故か高杉から瞳が離せなくなった。
高杉は雀の顎を引き、口づけをしてそっと離す。
あまりに自然で絵になる二人に神楽はぼーっと魅入っていた。
高杉
『銀時には勿体ねぇな。おい、伝えておけ。雀は俺が貰う』
雀は瞳を丸くして高杉を見あげている。
高杉
『雀、またな』
そう言い残し高杉は闇に消えていった。
雀
(不思議、初めて逢った気がしなかった。また…逢えるかな)
神楽
『あッ… 早く行かなきゃ私のご飯がなくなるヨ。行こう、雀ッ』
神楽は雀の手を取り飛ぶように走る。