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□お題
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尖らせた舌で


いたずらっぽく舌をちろりと出して笑うマカ。

目だけで誘惑しているのが分かる。

次に何をするか待っているようだ。

望み通り舌をそこに絡ませ、追う。

深い口づけになるまで時間はかからなかった。

息と息が、ぶつかりあう中で角度を変えて逃げる舌を追い詰める。

口の端から流れる涎も気にすることなく饕り続ける。

うっすら目を開けると苦悶の表情をしたマカが見えた。
吐く息は甘く、芳しく、酔う程に。

もっと苦しむ顔が見たい、自分の中で沸々と負の感情が沸き上がる。
さらに求めるように奥へと進む。

腕を掴んでいる手から、力が込められ、マカが苦しがっていることに気付いた。
唇を離し、咳き込みながら息を吸う。

「げほっごほっ。…苦しかった…いつものソウルじゃないみたい」

一瞬でもマカを自分だけのものにしようかと考えた自分が酷く醜い。

「ごめん」

「謝ることないよ。平気」

何事もなかったように、また上目使いで見てくるマカが愛しい。

俺を包む暖かい腕が心地よい。
さっきまでの醜い考えが溶けていく。

俺はマカがいるから正気でいられる。
あっちの世界に引っ張られることがない。
マカの存在は大きく俺の体の一部として流れている。もしマカではなかったらと思うと、狂いそうだ。

失いたくない。

嫌われたくない。

惨めで、なんて弱々しい。

「大丈夫だよ、ソウル」

囁きは甘い毒薬のように、また縛りつける。


はい、わけわかめー\(^ρ^)/
ソウルよりも駄目だー駄目人間は私だー

ソウルがウジウジしすぎてソウマカ前提のマカソウにしようか…<サイト傾向

せめて小説でマカをあんあん言わせたいのに。
言わないよ、あのこ!!男前過ぎる。書いてて思った。
えー解説すると悩みすぎソウルってことで、どうっすか?
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