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□お題
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真夜中の決闘


夜も更けて、ソウルとマカは今ベッドの中。
さて、これからマカの体をソウルがじっくりと堪能しようとした時、
 「あ、明日のご飯の支度してない」
マカのムードもない一言で一気に現実的になった。
「明日のことなんて、いいじゃねぇか」
そのまま意地でも続けようと首筋にキスをする。
「気になって、集中出来ないー!」
マカは手をばたつかせ、いやいやと首を振った。
「ちょっとだけいい?今から支度しちゃうから」
俺を払いのけ、起き上がった。こうなったらマカは止められない。
「分かったよ、行ってこい」
どうでもよくなった俺は布団にくるまり、丸くなった。
しばらくすると、支度を終えたマカがやって来た。
「お待たせー。ってあれ、拗ねてるの?」
「拗ねてない」
「じゃあ何で続きやらないの」
「俺は明日の夕飯に負けたんだ。ほっといてくれ」
「ふーん、じゃあ一人でしよっと」
ガバッと勢いよく布団が飛び、ソウルが口を開け目をキラキラさせながら出てきた。
単純。
ソウルが出てきたところを捕まえ、強引にキスをした。
ちゅっと離した後、考えておいた言い訳を早口で言う。
「これは、その、さっきは悪いことしちゃったなっていう謝罪よ、謝罪!」
ソウルはまだ、ぽかんとしてマカの顔を見つめている。突然の出来事に頭がついていけないようだ。
「てか、なんで私が『一人で』って言ったら出てくるのよ!エッチ!スケベ!」
恥ずかしさを隠す為とソウルが黙っていることを良いことに次から次へと言葉が止まらない。
「!」
言い過ぎた、と思ったのも後の祭り。それを聞いたソウルがみるみる内に拳を震わせ、マカを思いっきりベッドに押し倒した。
「なら、その『エッチでスケベ』なソウル君の本気を見せてやるよ」
「え、あ、あれ?ちょちょちょっとソウル…」
「今日は寝かせねぇ」
「いーやー!!!!」

翌日――二人揃って遅刻しましたとさ。


うわー前回からめっちゃ時間経ってる。
前回の読み返すと暗い。暗いっす。
で今回のは明るい?というか鉄板ネタすぎる…。
マカはツンツンやね〜というのを表現したかった…。しきれてないけど。
本当はちゃんと決闘してる(戦闘の意味で)のもあるんですけど、こっちのがスイスイ書けたんでこっちにしました。
戦闘とか…できねぇ…。
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