song

□遥かなる時空の中で
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「心の最果ての氷原に」



寒露の季節が来るね 
そう風は風は冷たい

不知火さえも燃えずに 
この結末(おわり)を結末をしらせてる


薄紫の花びら 
そう君に君に似ている

せめて手折りて抱こうか 
その可憐な可憐な横顔


この願いをああ 
届けて欲しいよ

君の憂い 
癒せるなら

この暗闇など 
越える


胸よ氷原に変われ

蒼き氷原に変われ

想い凍らせたままで 
心揺れないように

胸よ氷原に変われ

闇の最果てに行け

裏切り者は最期に 
誰を裏切るのだろう


二つの道の間を 
そうオレはオレは迷った

辿り着いたら分かった 
ただ一つさ一つさ真実は


この願いはああ 
届きはしないね

君を守る 
その為なら

この手などすぐに 
汚そう


夢よ氷塊に変われ

蒼い氷原で眠れ

君のぬくもりの中で 
いつか目覚めたいけど

夢よ氷塊に変われ

闇の最果てで泣け

約束の場所に決して 
帰れはしないだろう


今が氷点の刻(とき)だ

胸よ氷原に変われ

想い凍らせたままで 
心揺れないように

最初から孤独(ひとり)なら

最期まで孤独だろう

そんな心に咲いてる 
薄紫の花よ








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