song

□遥かなる時空の中で
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「月読の残香(つくよみのかおり)」


水平線きらめく 朝焼けに佇んで

薄紅染まる世界 消えた月読(おまえ)を思ってる


今すぐこの腕に取り戻したいよ

時空の壁など乗り越え お前のもとへ

会いに行くから


むせかえるほどの ああ愛しき残香(かおり)が

まだ胸(ここ)にある

離れていたって ねえ感じているんだ

ただ ああ、お前が欲しい


月は帰ってしまう それぞれの運命(さだめ)へと

嘆くことなどないさ きっと道はひとつじゃない


お前をずっと、決して諦めはしない

桜の蕾に誓いのくちづけを

空に放とう


狂おしいほどに ああ有明の月に

また焦がれてる

たとえ光が その姿隠そうと

すぐ ねえ、見つけられるよ


今すぐこの腕に取り戻せるなら

時空の壁など乗り越え お前のことを

抱きしめに行く 遥か彼方へ


むせかえるほどの ああ愛しき残香(かおり)が

まだ胸(ここ)にある

離れていたって ねえ感じているんだ

ただ ああ、「お前が欲しい」



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