song

□遥かなる時空の中で
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「風織の衣をその肩に」
 幸鷹・翡翠


その身を燃やし深まる秋よ 
誰を思って色彩づく

真っ赤な紅葉を胸に挿せば 
恋の炎だね


澄みゆく清水に映った空を
壊さないようすくおう

この手の中で煌めく
景色はあなただけのもの


思い出という季節のかけら
まぶたそっと口づけしようか

思い出という季節のかけら
あなたの髪に薄紅秋桜かざって


ひらりその肩で
風織の衣となり

愛しさを
ため息で語ろう

愛しさを
伝えたくて


細いその肩を
独りにはさせはしない

微笑を絶やさぬように
幸せを探していく


背中にそっと木の実を入れる
そんな可愛い悪戯

走る君を追いかけて
本気になるのもいいね


風に舞い散る木の葉の音に
囃し立てられたようで

後押しされた心が
まっすぐあなたへと向かう


ときめきという小さな嵐
このまま遠くさらってしまおう

ときめきという小さな嵐
迷うわぬようにあなたの指先握った


ひらりその肩で
風織の衣となり

淋しさを
輝きに変えよう

淋しさを
消せるように


白いその肩の
哀しみをふり払おう

どんな日もうつむかぬように
そばで支えてゆく


まびしい微笑みを
ただ強く強く願う

その夢を
二人なら必ず

その夢を
叶えられる


いつも離れずに 
温もりで包みこんで

永遠に色褪せぬように 
向かいあい守っていく




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