song

□遥かなる時空の中で
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「玲瓏なる覚悟よ」


降る雪に肩を 
白く染められ

清らかな君の手に 
抱(いだ)かれるよう


戯れに踊る 
六花は無垢で

あの日々に君を 
帰せて良かった


躊躇(ためらい)など何故ある

瞳を閉じれば 
君が見える


覚悟は玲瓏に 
僕はここにいる

動かぬ想いで 
すべてを塞ぎ止め

盾となり 
散る


降り積もる雪も 
いつか溶けては

この僕も消えて 
ただ無に帰れる


幸福かも 
しれない

瞳を開けても 
君が見える


覚悟は玲瓏に 
静寂は冬の凪

ひとつの生涯の 
満ち足りた終焉だろう


冬雷 
轟いて 
浮かんだ眼差しよ

痛みと呼べない 
痛みがあるなら

喜びと 
呼ぼう


心は氷面鏡 
映すは白き闇

どこかで忘れ音 
誰のため啼くのだろう


季節は巡っても 
僕はここにいる

動かぬ想いで 
満月見上げる

路傍の 
石に






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