song2
□小野大輔
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「春空」
厚手のコートを脱いだ
3月終わり昼下がり
変化のない毎日を
不安と共に過ごすだけ
それでも明日を信じた
涙を流してもいいよ
疲れて歩いてもいいよ
遠くで ああ 遠くで
輝く未来にいつか
たどり着ける
春ウララ 桜舞う
花びらを 手の平で掴んで
「消えるな」と 叫ぶのは
僕だった 僕自身の事だった
信じて そう 信じていく事で
明日へ そう 明日へ 繋がる
冷たくなった缶コーヒー
4月初めの空眺め
気付けばもうすぐ僕も
歳を重ねて夢重ね
それでも必死で走った
転んで躓いてもいいよ
小さくて弱くてもいいよ
だけど ああ だけど
胸に秘めた想いだけは
捨てないように
春空へ 桜散る
悔しさを 明日の力にして
「終われない」 負けたままは
嫌だった 不安を押し込めて
ダメに そう ダメに
なりそうでも
前へ そう 前へ 進もう
春ウララ 桜舞う
花びらを 手の平で掴んで
「消えるな」と 叫ぶのは
僕だった 僕自身の事だった
春空へ 桜散る 悔しさを 明日の力にして
「終われない」 負けたままは
嫌だった 不安を押し込めて
信じて そう 信じていく事で
明日へ そう 明日へ 繋がる
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