歴代拍手
□お姫様シリーズ!
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「さあ、ベル、ちゃんと払ってもらおうかしら」
べ「なんのこと?」
マ「忘れたとは言わせないよ、僕たちのジュース間違えて飲んでしまったじゃないか」
べ「だから?あやまったじゃん」
「は?そんなので許せるわけないじゃない!ジュースの量、飲んだ時間、元の値段、私たちの気持ち、私たちの気分、私の取り分、マーモンの取り分…っとまあ、お金がかかるのよね」
ス「う゛お゛ぉい!最後のほう、かんけーねーだろぉ!」
いつの間にかスクアーロが話に入ってきた
その姿を確認した後2人は裏がありそうな笑顔でアイコンタクトをした
マ「おや、スクアーロじゃないか元気そうだね」
ス「あ?ん…なんだぁ?急に」
意味ありげな顔とわざわざ回り道をしながら言う話し方にスクアーロは何かいやな予感がした
「あんたもそろそろ払ってほしいな」
ここで負けたら絶対払わなくてはなくなると思ったスクアーロは必死にしゃべった
ス「お、オレはてめーらにはなんのちょっかいもかけてねーぞぉ!」
マ「はたしてそうかな?」
ス「あぁ!!神に誓って迷惑はかけてねえ!!!」
「ほほ〜神ってそんな安っぽいものなのかー」
ス「んなッ!」
マ「考えてごらんよ、一昨日の君の行動を」
ス「おとと…いは…」
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ス「う゛おぉい!!オレのフォークがねえぞぉ!!」
マ「貸してあげるよ」
「はい、ナイフもどうぞ」
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ス「あれかぁ!!!」
マ「払わない、なんて男のすることじゃないよ、みっともない」
ス「あんなんで、金とる奴がいるかぁ!!」
「いるじゃん、ここに」
はあ、そうだったと肩を落とすスクアーロ
「ま、一日くらいなら延ばしてもいいよね、マーモン」
マ「そうだね、かわいそうだし
利子も一時間…君のために日本円でゆうと…
15万でいいや」
「わあ、マーモンやっさし〜私なら、最低25万ね」
マ「同じ暗殺部隊だからね、おまけだよ」
「スクアーロ、あんた運がいいわ!こんな優しいマーモン見たことないよ!
あ、ちなみに今2000万くらいたまってるから」
もう、なにを言っても通じないことが分かったスクアーロは足取り重く自分の部屋に帰って行った
「じゃ、いこうかマーモン」
マ「そうだね」
「ルッスーリア!!昨日の晩飯のエビフライ、ソースかかってなかった!!仕方ないから五万で許すよ」
マ「レヴィ、君の周りの空気はただじゃないんだからね」
「ボス!この前報告書わざわざ持って行ってあげましたよね?!」
マ「君はいること自体に金がかかる」
「あー面白かった、またやろうね」
マ「全く君は…本当に強欲だよね」
「マーモン程じゃないよ」
二人は笑いあった
強欲なお姫様
(私が、マーモンを好き?そんなわけないじゃない ただ…強欲さに尊敬してるだけよ…)
(僕が恋をするだって?ばかばかしい、そんなの何の得にもならない ただ…一緒に金を集めるほうが手っ取り早いじゃないか…)
20090731 沖島