学園物語の本の忘れ物
□学園ボンゴレ!序章
1ページ/2ページ
ここはボンゴレ学園の理事長室・・・・そこでは一人の男が机でなにやら考え事をしていた・・。
「はぁ・・毎日毎日・・書類整理で片付けても片付けても次々増えるは・・・・・・あの餓鬼どもが毎日押しかけてくるは・・・・」
イライラとした口調でその男は書類に目に通していた。
だが一向に片付かない書類に男はキレかかっていた・・そこに・・
「理事長、追加の書類です」
目の前に置かれた書類・・にとうとう男はキレた・・
「・・こんなのやってられるかぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁっぁあぁぁぁぁ!!!!!!」
手からは炎を最大炎圧で燃やし手に持っていた書類は消し炭と化していた・・。
そして目の前に置かれた書類も数秒後には同じ運命を辿っていった・・。
「綱吉・・。」
書類を全部を消し炭と化した男は大切に手帳の中にしまわれた写真を取り出し、嬉しそうに笑っている人物を愛しそうに見つめていた。
(あぁ・・綱吉・・今すぐに帰ってお前を抱きしめたい・・。)
愛する綱吉・・
沢田綱吉・・並盛高校に通うごく普通の高校生だ・・。
そんな子の保護者あり‥この学校の理事長・・沢田家康は心底この沢田綱吉を溺愛している・・。
綱吉が住んでいる並盛は学園があるところからかなり離れているため家康は単身赴任状態・綱吉は一人暮らし状態であった・・。
そのため家康が家に帰れるのはよくて2カ月に一回ぐらいという何ともひどい有様・・。
しかも・・この3ヶ月は綱吉と一回もあっていないため家康の怒りももう頂点を吹っ飛ばすしている・・。
綱吉に会いたいが仕事が・・綱吉は遠い地にいる(そんなに遠くないぜw)
どうする・・綱吉に会いたい今すぐ会いたい・・
どうせなら毎日会いたいぞ・・
(どうするかぁ・・)
そんなことを考えていた時・・またノックする音に続き秘書であるオレガノが入ってきた。
「失礼します・・理事ちょ・・」
ぴしりと固まるオレガノ、それもそのはず大事な書類たちは燃やされ消し炭と化している。
「おぉ・・オレガノ・・また書類か?」
にっこりと黒い笑みを浮かべる家康・・。
とりあえず怒りはほどほどにオレガノから書類を奪い適当に目を通す・・。
『ボンゴレ学園編入生募集について』
と書かれた書類だ・・。
(編入生か・・編入・・?)
「そうか!!」
ダンッ!と机を思い切りたたく家康、それに驚いて固まっていたオレガノ・・そして炭だらけの部屋・・。
なんとも不思議な光景だった。
その後・・沢田綱吉はボンゴレ学園に編入させられた。
序章・END!