12/02の日記
04:06
2:政宗夢
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なんだが視線を感じる…
そんな気がして辺りを見回すと、……居た。校庭の花に水やりをしている私を撮っていたかのようにデジカメを構えた“ヤツ”が。
私が気がついたのを良いことに、満面の笑み(もはやニヤけ顔)を浮かべて近づいてきた変態政宗先輩。距離を置くために如雨露を前に構えた。
「……何してたんですか」
「もちろん姫のプロマイドを収集していたのだ」
そう言ってデジカメを掲げたので、嫌な予感がしてカメラを奪い取って見てみる。案の定、保存データには水やりをしている姿以外にも登下校や教室で過ごしている私の写真が何枚も撮られていた。……ストーカー並。
―――というか。
「……盗撮が犯罪って知ってますか?」
「盗撮?心外だな。これは君の可憐な姿を撮した軌跡。君にとっても俺にとっても、大切なことだ」
「私は許した覚えはありませんし、頼んでもない。私が喜ぶこともない!」
カチカチカチ ポチッ
【―――データを全て消去しました】
「Σああっ!!?俺の努力して撮ったプロマイドが!!」
「その努力を別の所で使え!」
「そうか!データ復活ソフトで甦らせれば良いのか!」
「お゛い゛っ!」
盗撮とは認めない前向きな政宗先輩なのでした
変態に恋されてしまいました5題
2:盗撮が犯罪って知ってますか?
配布元
確かに恋だった
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