AGAIN

□発 『出撃』
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―米國―


真夜中の米國に鳴り響く、空襲警報。


寝ていた住民達は飛び起き、何が何だか分からないと云った様子。


米國の空軍基地ではタービンの回転する音が響く。


「クソッ、いきなりの襲撃だと?!」

『・・・FREIHEIT?』

「分からん。兎に角、國民を守るぞ!!」

『了解<イエッサー>、隊長<キャプテン>!』


次々に出撃していく仲間の後を追うように、上記の会話を交わした2人が空へと上がる。

どうやら2人は同じ隊、2機編成の部隊のようだ。
一人は二十歳を過ぎたであろう男・・・もう一人は少女といっても過言ではない容姿の女。


「Ghost Wolf<霊狼>?」

『 ? 』

「奴らにこれ以上好き勝手させんなよ?!」

『オーケー。行こう、フランク。』


隣を飛ぶ隊長を見つめ、霊狼と呼ばれた女はそう云うと同時に親指を立てた。


「おい、霊狼?」

『なぁに?フランク。』

「任務中はコールサイン、若しくはTACネームで呼べ!ソレが出来ないなら、『隊長』だ。」

『もう・・・細かいなぁ?しょうがないから了解です。『Cinderella<シンデレラ>』隊長。』

「シンデレラ云うな

『だって、隊長のTACネーム『Poisonous Apple<毒林檎>』なんだから、シンデレラでよくない?』

「よくねーよ


そう云いつつ、敵に向かって旋回していく2人。


米國軍もFREIHEITとの戦いが開戦した瞬間だった。


 
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