AGAIN
□発 『出撃』
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『シンデレラ・・・か。霊狼らしいじゃねーか(笑)』
「笑いごとじゃない！」
『ねー？ジャ・・・じゃ無かった。『God Of Death<死神>』さんもそう思うでしょ？』
それぞれ敵を撃退しながらも、そんな会話を続けていた。新たに、『Peony<牡丹>』隊の隊長『God Of Death<死神>』コト、ジャックを会話の仲間に入れて・・・。
『おー。『シンデレラ』、ピッタリだと思うぜ？霊狼。』
ケラケラと笑いながらジャックは霊狼と呼んだ女・・・日本國から雇われた傭兵、シオリ・マチダに答えた。
「死神、今此処で散るか？！
」
『ハハッ、Mad Dogの隊長さんは今のこの戦況を見て、俺は要らないと判断するのか？』
怒りの籠もった毒林檎コトMad Dog隊隊長・フランクからの無線に、ジャックはさらりと返し、自機の前に居た敵機を撃墜する。
彼の云う通り、戦況は彼等に取って有利だとは云い難い。
「チッ・・・！」
『隊長ズ！毒林檎隊長から見て１０時方向に新たな敵ぇ…『うわぁあぁああぁあああっ！！』
マチダの声に被るように悲鳴が聞こえ、その悲鳴の後、フランクの左前で爆発が起こる。
彼らのレーダーから味方のマークが一つ、消滅した。