slapstick paradise

□プロローグ
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今から数十年前、未曽有の大災害が世界を襲った。
地震により、大地が割れ
津波により、都市が消え
どす黒い雲が空を覆い、太陽光を遮断した
人類はその半数を失い、のみならず世界中の生物達が次々と息絶えた。
生き残った人類は協力して、全世界の地下に5つの共存都市THE WORLDを建設。各WORLDはTUBEと呼ばれる通路によって繋がれ互いに行き来を可能としていた。
各WORLDはそれぞれ独自の統合政府を設立、ひとつの社会を作り上げた。
その数年後。
1人の男が、地上へと向かった。
それを機に次々と地上へ登ろうとする者達が現れ始めた。その事態をうけ、それぞれの政府は全WORLD共通の軍隊、警察、諜報機関を兼ねた特殊任務機関通称“特務”を設立。
地上へ向かう者達を「異端者」として、取り締まっていた。
それから数年後、それはあるひとりの赤子から始まった。
その赤子の背に美しき鳥の羽が現れた。
同時期、収監中の殺人犯の腕が禍々しく変化し牢を破り脱走した。それを殺害したのは同じように特殊能力に目覚めた特務の構成員だった。一部の人間達の特殊能力の発露をうけ、特務はその確保を始めた。
その能力を武器に暗黒街に躍り出る者
特務に確保され構成員として働く者
そしてその望まない能力によって周囲から迫害をうけるもの
能力は善人悪人に等しく与えられ、世界に混乱をもたらした。

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